2021-04-08 第204回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第3号
この中で、各断層の表記がリニアメントとなっているんですね。このリニアメントというのは地質学的にどういう意味を指すかというと、断層と断定される前に、線状模様、地図だとか航空写真などに基づいて、何か直線状のものがある、線状のものがあると。もしかしたらそれは断層かもしれない、そのリニアメントがあることを根拠に地質学者の方は現地調査して、それが断層であるか否かを確認していく手順のようです。
この中で、各断層の表記がリニアメントとなっているんですね。このリニアメントというのは地質学的にどういう意味を指すかというと、断層と断定される前に、線状模様、地図だとか航空写真などに基づいて、何か直線状のものがある、線状のものがあると。もしかしたらそれは断層かもしれない、そのリニアメントがあることを根拠に地質学者の方は現地調査して、それが断層であるか否かを確認していく手順のようです。
○更田政府特別補佐人 浜岡原子力発電所につきましては、通告でいただいて、H断層系を例に挙げますけれども……(青山(雅)委員「いやいや、このリニアメントと今の活断層の件」と呼ぶ)リニアメント。これは、リニアメントですとか断層とか、度々、これは電力事業者一般の習いかもしれませんけれども、できるだけ穏やかな用語を使いたいという姿勢は見られます。
この記述につきましては、日本には、リニアメントと言われるような線状な特徴を有する地形や断層のような地形などが多く認められるなど、活断層の可能性を有するものがあることを踏まえた記述であると承知しております。
そこで、原子力安全委員長にきょうはお伺いしたいと思うんですが、「もんじゅ」が計画されたとき、申請手続に移行していくころなんですが、一九八〇年十月二十一日の科学技術委員会において、動燃事業団の参考人の方が出席されて、その中の永根さんという方が、敦賀半島には活断層の疑いのあるリニアメント、線状模様のようなものはあるんだと日本活断層分布図資料にはあるんだけれども、自分たちはずっと歩いて回ったんだ、調べたんだ
まず、「もんじゅ」及び美浜発電所の間にあるというふうに言われました白木-丹生断層というものでございますが、これにつきましては白木-丹生リニアメントという名前でこういう活断層等についてまとめました文献であります「新編日本の活断層」に書かれておるものでございます。これにつきましては、その文献では白木-丹生リニアメントは活断層の疑いのあるリニアメント、かつ確実度Ⅲとされているものでございます。
○秋葉委員 リニアメントがあるかないかで活断層があるかないかということが確定できるんだったら、実際にトレンチなんか掘らなくたって、全部航空写真で全世界調べればそれで済む話じゃないですか。そうでしょう。リニアメントというのは、それはわかることもある。しかしながら、わからないものだって非常にたくさんあるわけじゃないですか。わからない場合はどうするんですか。
一般的に申し上げますと、当該地域には線形地形といういわゆるリニアメントといったものも存在しておりません。また、変位量と申しまして、その地層間の変位量の大きさを見ますと、いわゆる累積性が認められないわけでございます。こういったことから地すべり性の断層というふうに判断をしたわけでございます。
たとえば「地質による判定」、Iは「断層変位地形である可能性が高いリニアメント」、IIが「断層変位地形である可能性があるリニアメント」とだんだんなってきまして、IV、Vになりますと「非常に低い」ということになっているわけですね。ところが「日本の活断層」では、確実度1ですから高いわけです。
○栗田委員 それで、これが表に出ておりますね、「リニアメントの比較と現地調査結果一覧表」。これは、地形による判定と地質による判定というふうに、二つの判定がされております。地質による判定をなさる以上、当然露頭を見ているはずなんですけれども、ところがさっき伺ったら、露頭は見ているかどうか後のことは知らないとおっしゃっていたので、見ているか見てないか、御存じないですね。
この浜岡周辺のリニアメントにつきましては、文献調査あるいは空中の写真判続とか地表、地質踏査等によりましていろいろ検討しておりますが、この表にありますこれらのリニアメントは規模も小さいものでありますし、仮に活断層と評価しても、発電所の設計上の安全性と申しますか、安全上問題となるものではないと言えるかと思います。
以上の結果、敷地付近に判読されたリニアメントは活断層に伴う変位地形でないとすることは妥当と判断する。 というふうに書かれてありますが、これは食い違いが出てくるのですけれども、申請書を書かれた段階ではこういうふうに判断されていたということですか。
それから、いまリニアメントとおっしゃいましたのは、陸上部におきます活断層の疑いがあるリニアメントがあるのではないかという指摘が一部にございまして、これらにつきましては私ども空中写真判読とか現地調査をいたしまして活断層ではないという判定をしておるわけでございます。
しかもこの中身を見ますと、先ほど申し上げた三尾川等三カ所がこの報告書の中に書かれてあるわけですが、三尾川、富田川、日置川地点でそれぞれ断層あるいはリニアメントが立地点及びその周辺にあるなど、詳細が書き込まれております。
それによると、御指摘のように、敦賀半島には活断層の疑いのあるリニアメントという表現になっておりますが、リニアメントというのは線状模様といいますか、線形模様というような感じのものでございますが、であるということが記載されてございます。
しかも、この活動が新しくかつ非常に大きいために砂丘にまで明瞭なリニアメントが見られるんです。それを裏づけるかのように、くぼ地の延長線上の嶽の尻地点海岸露頭に、さっき言った安田層と番神砂層が十メートル以上の落差で接しているということなんです。
そういうぐあいに、私どもがいま言っている、リニアメントがあると言っているのはそういうことなんです。場所も指摘をしたのです。ところが皆さん方の場合には、その点は調査はしておりません、その場所については、ということをはっきりと答弁をしているわけでしょう。だから、決して十分な現地調査ではないわけですよ。
この前も言ったように、航空写真のたとえばリニアメントが認められないということも、われわれの方ではリニアメントを確認しておりますよ。だから、皆さんは現地の調査もやっておいでにならない。そういう点で不十分なんです。
○説明員(松田泰君) 問題三つほど指摘されておると思いますが、まず、リニアメントを含めまして、航空写真等を含めまして根拠となる資料を出してくれということでございますが、われわれが根拠として使いました資料のうち、審査会からのいろいろな指示も含めまして東京電力がやった資料はもうすでに公開されております。それから、一般に公開されている文献等は、文献名がすべてその資料の中に挙げてございます。
○吉田正雄君 いまの活動性の問題について言うならば、空中写真によってリニアメントは認められないから、第四紀後期の活動性は無視できるといまおっしゃったですね。そのとおりなんです、これは東電が言ってるそのとおりのことなんですね。ところが、これはまさに非科学的、非学問的なんですよ。
そういう点で、現地の調査では、この真殿坂断層というものが炉心近くを通っておるという主張をしておるんですけれども、これに対して安全審査委員会は、空中写真によってリニアメントが認められないので、第四紀後半の活動性は無視できると、こういうふうに言っております。ところが、この根拠というものが一体どこから出てきておるのかということなんですね。
そうなりますと、この「リニアメントが見られる場所と一致する。」云々と書いてあるわけですが、これは地表面では露頭は見られない。それを、どうも説明を見てまいりますると、どういうふうにして見たんだろうかという説明を見ますと、空中写真によってリニアメントが認められないということを言っていますね。そういたしますと、その空中写真の写真判定だけに頼ったんですか。
○村山(喜)委員 そこで、理由を見てみますと、空中写真によるリニアメントが認められない、こういうふうに書いてありますね。そこで、リニアメントというのは線形構造だということですが、どういう線形構造なんですか。
○松田説明員 専門的にはなかなか簡単に申し上げにくい点もありますが、地形を大きく見まして、たとえば何といいますか、がけが一直線に並んでいますとか、あるいはある線を境にしまして両側で植物の分布状況が違っておりますつか、いろいろな発生の原因はともかくとしまして、一種の線形的な構造が見られる場合に、それをリニアメントと呼んでおります。
○説明員(檀原毅君) あの写真は昨年の十一月二十六日に撮影されたものでありまして、私たちは線形写像——英語でいいますとフォトグラフィック・リニアメントと呼んでおりますが、実際に活断層であるかどうか、それはまだ検討してみないとわからないと思うのでありますが、それで、さしあたってその地震との関連でございますが、これは私からお答えするより気象庁の方のほうがよろしいかと思いますが、一六〇〇年から現在までの歴史地震